人事院は、各府省のハラスメント防止対策に関する支援として、各府省で実施する研修への教材提供や、ハラスメント相談員向けのマニュアル提供・セミナー開催等を行っています。今後は、これらに加え、人事院で実施するハラスメント防止研修の拡充や、ハラスメント相談員の体制整備など、専門的見地に基づく各府省への支援をより一層強化することが必要となっています。
そのため、以下のような職務に従事していただくことを予定しています。
・ 幹部・管理職員を含む各府省職員向けハラスメント防止研修の企画・立案
・ 職員からハラスメントに関する苦情相談を受けている、各府省ハラスメント相談員の相談体制整備に係る検討
・ ハラスメント事案に関する各府省からの相談への対応（事例の収集・研究を含む）

ハラスメント防止等に関し企業等へ助言・指導した経験、及びこれらの経験に準ずる経験が合計４年以上あること。
なお、以下のような資格・経験があることが望ましいです。
・ 弁護士、社会保険労務士、産業カウンセラー等の資格を有し、それらを用いたハラスメント防止業務に関する経験を有すること
・ ハラスメント防止に関する民間労働法制（労働施策総合推進法等）について、当該法制を踏まえた就業規則等の策定、改正等に携わった経験があるなど、高い専門性を有していること
・ ハラスメント防止研修に関する業務（例：研修の計画や実施に関する事務、研修教材の作成、研修講師）の経験を有すること
・ 企業におけるハラスメント相談窓口の設置・周知、相談窓口担当者が相談内容や状況に応じて適切に対応できるようにするための施策について、企画立案経験を有すること
・ ハラスメント事例とそれへの対応について、豊富な知見を有すること
・ 職務の遂行に当たって、上司・同僚はもとより、他組織の関係者、有識者、関係業者など、多種多様な者と良好なコミュニケーションをとり信頼関係を構築してきたこと