職務内容
国民経済計算部では、国の経済全体をフロー、ストック両面において包括的かつ整合的に記録する「国民経済計算(JSNA)」等の推計・公表業務を行っています。また、国民資産課では、国民経済計算のうち、土地や固定資産等の非金融資産の推計、金融資産・負債の推計といった業務を所掌しております。今回募集する職員の職務内容は、主に国民経済計算の推計に関する基礎資料の整備のほか、推計手法の検討、推計作業及び各種資料作成になります。具体的には以下のとおりです。
金融資産および負債の取引(フロー)や残高(ストック)について、年一回の年次推計に加え、今後の基準改定に向けて課題を洗い出して対応を検討します。具体的には、経済統計データの収集、Excel 等によるシステムの構築・改善、データ入力や推計方法の検討、各種資料作成等を担当して頂きます。
国際的な統計整備に向けて、国際通貨基金(IMF)や経済協力開発機構(OECD)等に対して定期的に提供する金融データの推計作業を担当するほか、国際連合等が検討を開始したポスト 2008SNA における、金融面の課題にも取り組んで頂きます。
また、「公的統計の整備に関する基本的な計画」(令和5年3月 28 日閣議決定)において、GDP の精度向上、SUT 体系への移行への計画的推進といった取り組みが求められており、これら諸課題への対応として調査・検討を行っていただきます。
上記の他、国民資産課の係長級職員として、課長及び課長補佐の指示に基づき、所要の業務等を行います。なお、金融関連以外の資産・負債に関する推計作業を担当していただく場合もあります。
なお、上記の業務を進める過程で生じる各方面との調整業務についても、併せて担当して頂きます。
求める人材
以下の条件に該当する方
(1)大学卒業又は同等以上の学力を有すると認められる者
(2)経済統計、統計学に関する専門的知識を有する者
(3)MS-Excel による統計データに関する加工・分析手法に習熟した者
(4)概ね7年以上の実務経験を有する者(大学院等での研究期間も考慮する)
なお、以下の分野に関する十分な知識あるいは経験を有する者であれば、尚可とする。
(5)会計制度に関する専門的知識
(6)プログラム言語(VBA 等)の知識
(7)英語能力