職務内容
デジタル庁では、生活に密接に関連し、国と民間が協働して支えている「準公共分野」において、住民一人ひとりに合わせたサービスを提供できるよう、データを利活用するための環境整備を推進しています。
準公共分野のうち、「防災分野」では、多くの民間企業や地方公共団体が優れた防災アプリ等を提供しています。これらを最大限に活用していく必要がありますが、他分野同士でデータ連携がされないと、住民の皆様にとって多重入力が負担となります。デジタル庁では、「防災アーキテクチャを設計」の上、データ連携基盤の構築を進めることで、防災アプリ等において「ワンスオンリー」を実現し、住民一人ひとりが災害時に的確な支援を受けられることを目指しています。
また、防災分野で活躍する民間企業等の力を引き出すために、「防災DX官民共創協議会」等の場を活用しながら、優れたアプリやサービスについて、「防災DXサービスマップ」などの形で整理し、防災の現場で迅速に検索し、簡便に入手することができるようにしていきます。将来的には「デジタルマーケットプレイス」につながるよう、実証事業などの取組を進めていきます。
これらの取組を統括し、準公共防災分野の検討(=防災DX)をリードしていただく、シニアエキスパートを募集いたします。
具体的な業務内容は、以下の通りです。
・IPA/DADCなどの専門家の方や防災DX官民共創協議会等と連携し、準公共防災分野におけるワンスオンリーを実現するための防災アーキテクチャの設計を推進
・防災DX官民共創協議会等と連携し、防災DXサービスマップの更なる充実やデジタルマーケットプレイスとの連携の検討を推進
・上記の成果等についての積極的な発信
求める人材
必須スキル
・災害対応の現場(=市区町村における対応)の実態(特にデジタル面)についての理解があること(災害対応に従事したことがあること、災害対応について研究等を行ったことがあること)
・幅広いステークホルダーとの調整を遂行できる高いコミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント能力
・部門責任者クラスとの折衝や他部署との協業調整をはかる立場での組織運営経験
歓迎スキル
・防災DX分野での知見・ネットワーク
・市区町村における災害対応システム等の防災DXの現状の把握
・データアーキテクチャへの理解
・防災(BOSAI)の海外展開に関する知見・ネットワーク
求める人物像
・デジタル庁が掲げるミッション、ビジョン、バリューへの強い共感
・社会全体のデジタル化に向けて、業務を人任せにせず、当事者意識をもって課題を解決していくマインド
・「全体の奉仕者」たる国家公務員に求められる高い倫理観
・防災DXを力強く推進することで、災害時の被害を少しでも減らすという強い思い
・デジタル庁が掲げるミッション、ビジョン、バリューへの強い共感
・「全体の奉仕者」たる国家公務員に求められる高い倫理観
・民間企業と異なる組織文化を有する行政組織で働くことを前向きに捉えつつ、新しい組織文化を作り出していく前向きなマインド