職務内容
国家公務員の人事・給与業務を処理する人事・給与関係業務情報システム(以下「人給システム」という。)の安定運用を確保するため、システムの運用や障害等に対応するための運用管理等に係る総合調整に関する業務(システム保守計画の企画立案、インシデント対応等)。次期システム更改に向けた検討等に係る複数人のチーム管理監督者としての業務
<説明>
人給システムは、国家公務員の人事管理、給与管理、共済管理、職員からの届出・申請処理等の諸機能を一体化した府省共通システムであり、令和4年10月時点で46府省等(常勤職員約30万人)において利用されているシステムです。
情報システムを取り巻く環境の変化を踏まえた適宜的確な保守管理等の実施、インシデントの事象、影響の範囲、選択可能な善後策等の業務を担当する職員を管理監督する職員を募集いたします。現行システムは第二期政府共通PFに移行するにあたり、アプリケーションの変更を最小限とし、第二期PF のマネージドサービスを適宜活用する方式(クラウド・リフト)を採用し、令和5年10月から運用開始されました。次期システム更改は、令和10年度末までにガバメントクラウドに移行する予定であり、令和6年にシステム更改及び届出申請機能の調査研究、令和7年度から令和10年度にかけて、本格的に次期システム更改及び移行を実施する予定です。具体的には、令和7年度には方式設計・アプリケーションの基本設計を、令和8年度にはシステム基盤構築・アプリケーション改修を、令和9年度には結合テスト・総合テストを、令和10年度には受入れテスト・府省データ移行を行う予定となります。次期システム更改では、クラウドへのリフト・アンド・シフトの第2段階として、システム・アーキテクチャを変更しアプリケーションを変更してクラウドサービスをフル活用(クラウド・シフト)すると同時にユーザインターフェース(UI)改善を図る計画であり、高度なクラウド技術の業務経験を有し、モダンアプリケーション化を推進するアジャイル開発の経験と知見を持った高度なマネジメント能力を有する職員を募集いたします。
求める人材
上記の業務内容に従事することに鑑み、以下の必須条件の全てを満たす方とします。
・ デジタル庁が掲げるミッション・ビジョン・バリューへの強い共感
・ 社会全体のデジタル化に向けて、業務を人任せにせず、当事者意識をもって課題を解決していくマインド
・ 「全体の奉仕者」たる国家公務員に求められる高い倫理観
・ 5年以上の管理監督者(5人以上の部下を有するもの又は同規模以上のプロジェクト・チームのリーダー等の責任者)としての実務経験を有すること
・ 期待される役割に対して責任を持ち、プロジェクトのステークホルダーとの情報共有、意見交換、協働を促進し、利用者視点で真に効果的となるようにプロジェクトを推進できる能力
・ 情報処理に関する業務処理システムの開発・運用に係る実務経験 5年以上
・ 国又は地方公共団体等に向けたシステム開発・運用に係る実務経験