職務内容
【募集背景・業務内容】
政府が進めるデジタル社会全体でのデータ利活用の促進は、社会課題の解決や、新たなサービス・ビジネスの創出に繋がることから、その整備の重要性が高まっています。中でも、地理空間データは、住所、地番等のアドレス情報、緯度・経度、測位系、2 次元・3 次元の地図等の様々な情報を含み、世界各国で利活用が促進されています。
デジタル庁では、関係府省庁と連携してベースレジストリ整備を推進しています。ベースレジストリとは、公的機関等で登録・公開され、様々な場面で参照される、人、法人、土地、建物、資格等の社会の基本データであり、正確性や最新性が確保された社会の基幹となるデータベースです。アドレス(住所・所在地)をはじめとして地理空間分野に関係するデータも含まれています。
データスペシャリスト(地理空間)は、このような地理空間データの整備や維持管理の方法を検討するとともに、地理空間データに付随した諸問題の解決を推進する役割を担います。
具体的な業務内容は、以下のとおりです。
・地理空間データの整備と維持管理方法の策定、及びそれに基づくシステム開発・データ整備業務のディレクション
・地理空間データに付随した諸問題への対応と解決方法の立案(土地の高度利用、所有者不明土地問題の解決等)
・地理空間データの活用ユースケースの検討
・地理空間データに関連するデータ標準に関する調査・検討
求める人材
必須スキル
・地理空間分野(データ整備またはシステム開発)に関する実務経験 3 年以上
・全国の住所や地番に関する知識
・住所や地図の業界構造に関する深い理解
・地理空間と関連する農業、都市、防災データに関する知見
・地理空間データと組み合わせるデータモデルやアーキテクチャに関する知見
・多くのステークホルダーの利害調整に関する実務経験
歓迎スキル
・地理情報の歴史に関する知見
・ベースレジストリに関する知見
・地図関連ビジネス(ガイドブック等)に関する知見
・デジタル技術を用いた地図情報の活用に関する知見
・クラウドベースのシステム開発に関する知見
求める人物像
・デジタル庁が掲げるミッション、ビジョン、バリューへの強い共感
・社会全体のデジタル化に向けて、業務を人任せにせず、当事者意識をもって課題を解決していくマインド
・「全体の奉仕者」たる国家公務員に求められる高い倫理観