・東京電力福島第一原子力発電所事故の調査・分析の企画立案と事故進展の解明業務​
　東京電力福島第一原子力発電所事故の進展に関するこれまでに得られた情報及び廃炉作業の進展等によって明らかになる情報を活用し、事故の調査・分析の視点や内容を企画のうえ、事故現場に立ち入り、機器の破損や汚染状況等の調査・分析を行い、建屋爆発の原因となった水素の漏洩経路や格納容器から漏えいしたセシウムなどの放射性物質の放出経路の推定、従来の知見では確認されていない炉心溶融物による格納容器破損の原因などを解明し、原子力規制に反映するための知見をとりまとめます。

・国内外の規制機関や研究機関のとりまとめ調整業務
　国際機関のプロジェクトにおいて、共同研究を行う国内外の規制機関や研究機関との事故進展や汚染状況等に係る議論を行うとともに、その結果をとりまとめ国内外へ広く情報発信を行います。

以下の全ての要件を満たす者

（１）原子力施設に関連する高度の専門的な知識及び職務の経験を有する者であって、原子力施設の安全規制及び安全確保対策全般に精通していること
（２）福島第一原子力発電所の事故収束に向けた取組に中核的な立場で携わった経験を有し、当時のプラントの状況及び事故進展について熟知していること
（３）原子力に係る国際機関・団体の代表者等との原子力安全に関する議論及びコミュニケーションの十分な実績を有すること
（４）上記の職務内容を遂行できる能力を有していること
（５）東京電力福島第一原子力発電所の高線量・重汚染区域に立ち入り、規則に定める線量限度の範囲内で被ばくを伴う事故の調査・分析を行うことを許容できること
（６）採用予定期間（令和５年４月１日以降から３年間）にわたり、継続して勤務が可能なこと
（７）心身共に健康であること