1.はじめに
大学卒業後、幼少期からの「悪を許さず、人を守る」という教えと、刑事小説に影響を受けた情熱を胸に、某警察組織に入りました。
「日本を守りたい」「組織で上を目指したい」
という強い信念を持ち、交番勤務3年、庶務1年、刑事8年と、計12年間にわたり職務に向き合ってきました。
刑事としての毎日は、予測不能な事案の連続でしたが、そこには確かな使命と成長がありました。
しかし、同時に「家庭を守る働き方」とは大きく乖離した厳しい現実も存在していました。
2.転職のきっかけ 〜家族の“声なきSOS”に気づいた瞬間〜
刑事の仕事は大きなやりがいがあり、被害者保護や事件解決に貢献できる誇りを感じていました。
ただし、気を抜けばワークライフバランスはすぐ崩れ、家庭への負担が増していきます。
子どもが二人生まれ、私は「可能な限り家族を優先する働き方」を実践しているつもりでした。
しかし、仕事をしながら長期間のワンオペ育児を続けていた妻が、やがて心身ともに限界を迎えてしまいました。
その姿を見て、
「この働き方では、最も守りたい家族を守れない」
という現実を深く痛感しました。
そして妻からの
「転職を考えてみない?」
という静かな一言は、私のキャリアにおける重大な転機となりました。
3.転職活動について 〜壁にぶつかり、自分の価値を疑った日々〜
転職を決意し、大手転職サイトを通じて応募を開始しました。
「刑事としての経験を活かせること」
「家族を優先できる働き方」
「年収の維持・向上」
という軸を持って行動しましたが、結果はすべて書類段階で不採用。
あるエージェントからは、
「その条件を満たす求人は現実的ではありません。プロとして転職を諦めることをおすすめします。」
とまで告げられ、心が折れそうになりました。
12年間積み重ねてきた経験は、民間では通用しないのか――
そう思い悩む時期が続きました。
そんな状況を一変させたのが、Volveとの出会いです。
4.Volveについて 〜“価値を言語化してくれる伴走者”との出会い〜
Volveさんからお声がけをいただいた時、私の転職活動は大きく方向転換しました。
これまで多くのエージェントと接してきましたが、Volveさんは最初から明確でした。
民間企業面接の基礎と実践的アドバイス
職務経歴書の構成・言語化の指導
刑事経験を企業にとっての価値へ変換する視点これらを一つひとつ丁寧に教えていただき、初めて「自分の強みを正しく伝える方法」を理解できました。
その結果、
人生で初めて書類選考を通過し、最終的に内定を獲得することができました。
内定後も相談に乗っていただき、精神的・実務的にも大きな支えとなりました。
私にとってVolveは、
キャリアの可能性を広げてくれた“人生の伴走者”であり、恩人です。
同じように公務員から民間へ挑戦しようとする方がいれば、私は迷わずVolveを紹介したいと心から思っています。